『紺青の拳-フィスト-』ネタバレ感想&考察!キッドの狙いと新蘭&京園の恋模様!

『紺青のフィスト』ネタバレ感想&考察!キッドの狙いと新蘭&京園の恋模様!

こんにちは、なるみ(@naru28_)です(*´◒`*)💕

4/12全国公開「名探偵コナン 映画 紺青の拳(フィスト)」を見てきました!

今回は京極さんVS怪盗キッドということで、京極さんと園子の恋模様…

そしてCMや予告編で何度も見た新一と蘭の恋模様…!

すべてしっかり描かれた素晴らしい作品でした✨

特にキッドの活躍が素晴らしすぎたので、ぜひお見逃しなく!笑

ということでさっそくレビューしていきます💕

こちらでは今回のメインブルーサファイヤを巡る事件についてと、新蘭要素、京園要素について詳しくがっつり考察していくので、まだ見ていない方は注意してくださいね!

紺青の拳(フィスト)あらすじ

19世紀末に海賊船と共にシンガポール近海に沈んだとされる、世界最大のブルーサファイア“紺青の拳”。現地の富豪が回収を目論み、表舞台にその姿を現した時、マリーナベイ・サンズにて殺人事件が発生。現場には、怪盗キッドの血塗られた予告状が残されていた──。一方、シンガポールで開催される空手トーナメントを観戦する為、蘭と園子は現地を訪れていた。パスポートを持っていないので海外渡航できないコナンは留守番のはずだったが、彼を利用しようとするキッドの奇術的な方法により、強制的にシンガポールへ連れてこられてしまう。

引用:TOHOシネマズ

紺青のフィストを見た感想レビュー

今回の映画もやはり例年に続いて素晴らしかったです!

2018年は降谷零、2017年は服部平次、2016年は赤井さん&安室さん…など毎年活躍するキャラが決まっているのですが

今回に限っては全員がうまい具合に活躍していて、どの視点からも楽しめました。

また予告編を見て想像していた展開と、映画を見て紐解かれていく謎が素晴らしかったですね。

伏線がうまく回収されていたと思います。

そして予告を見て期待していた、京極さん&園子ちゃんカップルがとにかく尊い…!

この二人のおかげで、ラブコメ感がほどよく出ていて面白かったです💕笑

あとシンプルに京極さんが格好良すぎて、驚きます。

今まで隠れていた京極さんの魅力が最大限に描かれていました!!!

これはきっとまたファンが増えること間違いなし。

コナンにはいろんな魅力的なキャラクターがいるけど、京極さんは今までのキャラとはまた違う意味で素晴らしくて、今回はそれが前面に出ていたような気がします

そしてこの映画のもう一つの魅力はキッドとコナン。

長年好敵手である二人が結託する姿は見ていてドキドキするし、結局ふたりはライバルと言いながら最強のバディなんだよなあ、と再実感。

なんやかんや言いながらお互いを助け合う二人は、絶対に良いパートナーになれる。怪盗と探偵という関係でさえなければ。笑

ネタバレ&考察

※ここからストーリーのネタバレを含めてストーリーの流れ、考察や感想を書いていくのでまだ見ていない方は注意してください!

ブルーサファイヤについて

ブルーサファイヤは世界最大と呼ばれる宝石。

19世紀末に海賊船とともに海の底へ沈んだとされるブルーサファイヤは伝説の秘宝とも呼ばれていて、今回の映画のトリガーです

アーサー・ヒライの名前に込められた意味

今回の映画で注目されていたのがアーサー・ヒライという少年の正体です

この少年、実はコナンくん!

今回の映画でコナン君は哀ちゃんに「18歳の身体に戻る薬がほしい」と交渉しますが、断られています。笑

そして変装したキッドに無理やりシンガーポールへ連れていかれる…という展開です。

シンガポールで目が覚めたコナンはキッドと口論している最中に蘭ちゃんに見つかり、とっさに「僕の名前はアーサー・ヒライ!」だと名乗り、シンガポールにいる間はずっとアーサーと呼ばれていました。笑

ちなみにこのアーサー・ヒライの由来は、

シャーロック・ホームズシリーズの著者、コナンドイルの名前である「アーサー」と江戸川乱歩の本名である「平井太郎」からきています。

この2つを組み合わせると「アーサー・ヒライ」「江戸川コナン」になるってわけです!

さすがコナン君、根っからのシャーロックと推理好きですね🤔💕

犯人の正体とその動機

この部分から語らなければ、すべての伏線や謎を解いていけないのでまずは一気に真相から。

今回の映画はシンガポールでブルーサファイヤを巡っての事件です。

このブルーサファイヤを狙っていたのは、レオン・ローというシンガポールの名探偵と呼ばれる犯罪行動心理学者。

狙っていた理由は、ブルーサファイヤを条件に海賊と手を組んでいたからです

海賊と手を組み街を破壊し、大富豪でブルーサファイヤの持ち主であるジョンハン・チェンから反対された都市計画を無理やり実行しようとしていた…というものでした

そしてもう一人の黒幕がシンガポール警察の警部補でレオンから犯罪行動心理学を学んでいたリシ・ラマナサン。

彼が本当の黒幕と言っても過言ではありません。

動機は、事故に見せかけてレオンに殺された父親の復讐です。

これについてもう少し掘り下げたいと思います。

ブルーサファイヤの本当の持ち主とその真相

映画のなかでのブルーサファイヤの持ち主はジョンハン・チェンということになっています。

しかし先に見つけていたのはレオン・ローだったのです。

あともう少しというところで、映画の冒頭で殺された女弁護士のシェリリン・タンの裏切りによりジョンハンに奪われてしまいます。

さらにレオン・ローの前に最もはやくブルーサファイヤの場所を突き止めていたのが、リシ・ラマナサンの父。

ブルーサファイヤを手に入れたいレオンは事故に見せかけリシの父を殺し、結果的に裏切りに合いブルーサファイヤを手に入れるチャンスを失っていました。

そしてそのすべての事件のトリガーとなっていたのがブルーサファイヤです。

京極真が試合を棄権した理由

今回シンガポールへ行った目的は京極真の空手大会。

その空手大会で優勝したものがブルーサファイアが埋め込まれたチャンピオンベルトを手に入れられるというものでした。

そしてその決勝相手はヘッズリ・ジャマルッディンというレオン・ローに雇われている空手家のボディーガード。

しかし決勝の直前で、京極さんは試合を棄権。

理由は園子の怪我。自分は何のために戦っているのか?結局戦うことで園子を危険な目に合わせているのではないか?と悩み、結局は「怪我をした園子のボディガードをする」というのを理由に、試合を棄権することに。

キーポイント①京極のミサンガ

試合を棄権することになった京極さんですが、本当のきっかけはブルーサファイヤを必ず手に入れたいレオン・ローの心理的な操作。

言葉巧みに京極さんの行動トリガーとなる園子のことを引き合いに出し、棄権するように仕向けていたのです

そして京極さんを心理操作したときにレオン・ローがプレゼントしたのは、紫のミサンガ。

これが後々、京極と園子を仲違いさせるキッカケにもなります。

京極さんがなにか行動しようとする度にこのミサンガが目に入り、ブレーキをかけていました。

心理操作は呪いのようなもので「このミサンガが切れたとき本当に大切なものを守れる」という言葉をかけながらも、絶対に切れないであろう針金のようなものがミサンガに仕込まれていました。

結果的にクライマックスに近づいたとき、そのことを知っていたキッド&コナンの機転でトランプによりミサンガが切られます。

キーポイント②額にはられた絆創膏

冒頭から最後まで京極真の額に貼られていたのが1枚のばんそうこう。

なんの意味があるのか問い詰める園子にも頑なに語らず、ミサンガと絆創膏がきっかけで園子とは仲違いしてしまいます。

しかし真相はとても簡単。

ばんそうこうの裏には、園子とのプリクラが貼られていたのです。

京極さんにとってはお守り代わりで、すべての行動のきっかけは園子だったということ。笑

キーポイントにはなっていたけど、結局はふたりのラブラブ具合を見ただけって感じですね🤔💕

キッドVS京極真

CMや予告編で描かれていたほど2人の闘うシーンはありません。

二人の闘いがあったのは、キッドがブルーサファイヤの盗みに失敗シーンのみでした。

決着はつかずにキッドは逃げ果せていたし、ファンが期待していたような展開もラストもなかったように思います。

結局ここからわかるように、京極真のトリガーは園子に関わるものばかりなんですよね。

今回も園子が熱をあげるキッドに対するいわば嫉妬心みたいなようなもの。

さらに今回は結果的にキッドのトランプによってミサンガが切れ、京極さんは本領発揮できたわけで…

これからアニメや漫画で二人のかかわりが増えるのかな?と考えると少しドキドキ!

京極真VS空手優勝者ヘッズリ・ジャマルッディン

空手大会の決勝戦は棄権していた京極さんですが、ヘッズリとの闘いシーンはありました。

むしろキッドVS京極真より、京極真VSヘッズリのほうがメインだったような気がします。

レオン・ローのボディガードだったヘッズリは特に目的があるわけではなく、強いと言われている京極真と闘いたかっただけ、という展開でした。

ミサンガが切れたおかげで本領を発揮できた京極さんは見事ヘッズリに勝つわけですが、戦闘シーンはかなり見応えあり!

というのもワナに嵌められて逃げ遅れた園子を守りながらの戦闘で、途中園子を背負いながら闘うんですよね。

さすが京極さん、めちゃくちゃ強いし正直、キッドとの戦闘シーンより面白かった!

新一と蘭の恋模様

CMや予告編で新一と蘭ちゃんがマリーナベイサンズのプールで手をつなぐ…というちょっとラブラブシーンもあったのですが、なんと新一の正体は怪盗キッド!

今回の映画にはじめから新一なんて出てこなかったというわけです。ずっといたのは新一のフリをした怪盗キッド。

何度かコナン君がヤキモキしているシーンがあったのですが、最後には…さすが蘭ちゃんですね

はじめから新一のフリをした怪盗キッドだったというのはお見通しだったようです。笑

どうやら中森刑事に連絡をしていたようで最後シンガポールから帰国し空港へ着いたとき、あっさりとつかまりかけていました

もちろんちゃんと逃げてましたけどね。さすがキッド様!

今回の映画の一体どこが新蘭要素だったかというと、蘭ちゃんが始めから新一=変装した怪盗キッドだと気づいていた点なんですが、

最後はそうだとしても、プールでのいちゃつきはやりすぎなのでは?っていうのもあって。

でも実はこのいちゃつきには意味があって、それは「マジシャンのような指」を確認するため。

映画内で新一に変装しているキッドは、手を見たレオン・ローから「探偵というよりも、マジシャンのようだ」という指摘をされています。

それを再確認するために、あえて手を握って確認しているんですよね。

そして何より最後の蘭ちゃんの台詞。

「新一はお父さんのことをおっちゃんなんて言わない」

その時はじめて新一も「そういえば蘭の前では言わない」と気付くくらいの些細なことなのに、蘭ちゃんはしっかりと覚えていて、その点でキッドだということを見破ってるんですよね。

いやもうこれは新蘭映画と呼ぶには相応しすぎる。

京園映画と見せかけての新蘭映画。マジで尊いです。

キッドの本当の目的は?

映画では、キッドが仕掛けたものではなくむしろ巻き込まれたカタチの事件でした。

予告状通りきちんとブルーサファイヤを狙いにきていましたが、宝石狙いというよりは事件を解決しに来た感じでしたね。

そして今回もキッドが狙う宝石ではなかったため、最後にはレオン・ローのもとに返しています。

※ファンならご存知の通り、キッドが宝石を狙う理由には父親の死と黒の組織が関わっているからです。

キッドの名言

「なぜ俺をシンガポールまで連れてきた?」というコナンとの会話の中でキッドが残した台詞があります。

「握った拳のなかに何かがあると思わせるのがマジシャンで、その中身を言い当てるのが探偵だ」

この一言にこそキッドとコナンの関係性が詰まっていて、ファンからすると何かの伏線か?と思わせるようなキッドの名言。

犯人としてでっち上げられていると分かったときの言葉だったのですが、どこか考えさせられるものがありました。

やっぱりどこまで行ってもこの二人の関係性が最高すぎる…!

キッドとコナンの関係性

前回キッドが出た映画『豪華の向日葵』でキッドは事件が解けないコナンに対して比喩して「探偵くん」と呼んでいるんですよね。

しかし今回の紺青のフィストでは『名探偵』と呼んでいます。

この台詞=キッドがコナンを同等の人として認めているということ…!

二人の関係性が良い意味で垣間見れて、そしてバディ感が感じられて最高でした💕

フィストを見て個人的に良かったと感じた部分

今回映画のストーリーやキャラの魅力が存分に詰まっていたというのもそうなのですが、「これって今までのコナン映画と違うかも?」という部分がありました

ちょっと頭が弱いわたしでも楽しめたのはそこに理由があります。笑

事件のわかりやすさ

例えば去年のゼロの執行人だと、警察庁・警視庁・公安…など難しい点が多く、そこまで深いファンでなければ理解に時間がかかる部分ばかりでした。

それと比べると分かりやすく、事件の真相をコナンとキッドが話すときも

事件現場や状況など、伏線を回収してくれるように映像で示されていました。

二人が動きながら説明してくれるので、こちらも一緒に謎をといている感覚でしたね。

そのおかげで見ている側もかなり理解がしやすく、楽しめました。

これは今までの映画でもなかなかなかったパターンなのではないでしょうか?

新一と蘭の信頼が明確に

新一の正体は怪盗キッドだったのですが、映画途中にコナンが「蘭は気付かねぇのかよ…!」という台詞を残していたんですね。

それはファンから見ても同じで「いくら顔が同じでフリがうまいからって…」なんて思っていたんですよね。

しかし蘭ちゃんは見抜いて確実にキッドを捕まえるため、日本に帰るまで黙っていたという展開でした。

これって二人の信頼感の表れというか、本当に蘭ちゃんが新一のことをよく見ているからこそ見抜けたこと。

期待していた、大好きな二人の関係性がしっかり見えて最高だと感じました…!

京極の一途な気持ち

京極さんって本当にどこまでいっても、根本には「園子のため」というのがあって、めちゃくちゃ素敵でした。

よくある男女のヤキモキ恋愛ではなく、ふたりの純粋な愛というのが良かったですね。

ぶっちゃけ京極さんのことはキャラとしてそこまで深く知らなかったのですが、それでも存分に楽しめます。

むしろフィストきっかけで京極さん推しになりそうなぐらい!笑

闘いシーンや園子への想いも含め描かれていたからこそ、ここまで素敵な映画になったんだと思います。

コナンとキッドのバディ感

やっぱりここは外せないですね。お互いがお互いを、言葉にしなくても分かっている感じというか…

コナンは「キッドは意味もなくこういうことをしない」と信頼をおいているし、キッドも「謎を解いてみろよ名探偵」って信頼してるんですよね。

正体を知っているからこそライバルと言いつつも、最高の相棒でもある。

見たかったコナンとキッドの関係性が描かれていました。

<来年の映画予告>まさかのあの人が登場…!

毎年コナンの映画は本編が終わったあとの来年の予告が魅力でもあるのですが…

なんと!来年は!赤井さんがメインっぽい!!!

これまた絶対にファンが増えること間違いなしですね。

おそらくですが、赤井さんが出る=降谷さんがでる…ということだと思うのでますます楽しみです💕

漫画のほうもいろいろと物語が動き出しているので、本当に目を離せません…!

まとめ

去年はぶっちゃけ降谷さんが出てから「最高だった~面白かった~」っていうのがあったのですが

今年は推しキャラ関係なくぶっちぎりで面白かったです!

すべてのキャラにしっかりと見せ場があったのが素晴らしかったと思います💕

ゼロの執行人を省くと、近年のコナン映画のなかではナンバーワンでした!!!

総合で100点!というより、すべての部分が100点満点で、総合的に見ると文句の付け所なし!

本編を詳しく知らなくても、めちゃくちゃ楽しめる内容になっているので、ぜひ時間があえば見に行ってみてくださいね😆✨

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