こんにちは!君の名はを映画館で4回見たなるみ(@naru28_)です(*‘ω‘ *)💕!
公開当時はほんとうに話題になって何回も映画館へ足をはこんだ方は多いと思います。
かく言うわたしもそうで、DVDは限定版を手に入れたくらいでした。
なるみ
しかし見れば見るほど謎が深まっていくのが「君の名は。」という映画。
ということで今回は君の名は。についての考察をしていきたいと思います。
皆さんがみて疑問に思っている部分とリンクして読んでもらえると嬉しいです。そして「これはこうじゃない?」っていうのがあれば、それも教えてもらえるとさらに嬉しいです。
ぜひシェアしてもっともっと「君の名は。」を楽しみましょう!!!
WATCH NOW
この記事の内容
三葉が父親を説得して町民が助かった理由
これは父親にも三葉と同じような入れ替わりが起きていたからです。
劇中で一葉(三葉のおばあちゃん)が言っていたとおり、宮水家の人間は代々入れ替わりが起きていました。
小説のアナザーサイドストーリーでも二葉(三葉の母親)とトシキ(三葉の父親)が入れ替わっていたというのが描かれています。
また瀧が三葉のなかにいて父親につめよったとき、「お前は誰だ…」と言われている通り、三葉の異変にも気付いている。
そのあと瀧と三葉の「黄昏時の邂逅」によって三葉が自身に戻ってから父親を説得したというのが想像できます。
そもそもなぜ入れ替わりが起きていたのか
宮水家、そして三葉と瀧の入れ替わりが起きていた理由を大きく言うと彗星の被害から糸守を救うためです。
先ほど言っていた通り、宮水家の人間はみんな誰かと入れ替わってきた過去があります。
誰と入れ替わりがあったのかは一葉の台詞通り「夢は目覚めればいつか消える」のですが、入れ替わったという事実だけは覚えている状態。
(そのため一葉は瀧と三葉の入れ替わりに気付いていた)
これこそがキーポイントになっていて、この入れ替わりは隕石が落ちて起こる大きな悲劇を避けるためなんですよね。
てっしーが言っていて、かつ御神体のなかの天井の絵からもわかる通り、糸守には隕石が落ちたという過去があります。
隕石が落ちて、そのときにできたのが糸守湖。
その糸守湖がある場所こそが宮水家のご神体があるところで、代々受け継がれてきていました。
しかし劇中の話でもある通り、繭五郎の大火でお宮も古文書もすべてが焼けてしまい、祭りの意味も分からなくなってしまった。
この祭りで三葉と四葉が踊っている舞は隕石が落ちるのを表現しているんですね。(これは君の名は。の特典DVDからの話です)
おそらく繭五郎の大火が無ければ古文書なども残ったままで「祭りの本当の意味」=「いつか訪れる彗星の被害を防ぐためのもの」というのが分かっていたはずなのですが、すべてなくなってしまったため残ったのは伝統というカタチだけ。
そしてそのあとは彗星から糸守町を救うために、代々宮水家では入れ替わりが起きていた…といったところです。
実際に2回目の彗星が(三葉の時代)落ちた場所が宮水神社というところもポイントです。まさに瀧が御神体の中で見た天井の絵とリンクしています。
さらに二葉がはやく亡くなってしまったことと、トシキが町長になったことにも意味があります。
トシキが町長になった理由は二葉が亡くなり、宮水神社の神主をする必要性を見いだせなくなったからです。
劇中でも「すべて二葉のためだった」と言っています。
だからこそ宮水神社を出て町長になっているのですが、もし二葉が死んだあともあのまま神主を務めていたとしたら町民を救うなんてこと絶対できないんですよね。
町長という立場で「ウソの避難訓練」をできたからこそ、糸守町の被害を最小限におさえることができています。
こう考えるとすべてが繋がっているのがわかると思います。
そしてここまでわかると、「君の名は。」の主題歌である前前前世もしっかり映画とリンクしていることがわかるんですね。深い。
WATCH NOW
記憶があいまいになりながらも瀧が三葉にたどり着いた理由
これはもうご存知の方のほうが多いと思うのですが、ここでカギとなるのは組紐です。
彗星が落ちる前日、三葉は3年前の瀧(三葉のことをまだ知らない瀧)に会いに行ってそのときに髪留め代わりにしていた組紐を瀧に渡しています。
この組紐にも意味があり、組紐を編んでいるときのシーンで一葉のこんな台詞がありました。
土地の氏神さまのことをな、古い言葉で産霊(むすび)って呼ぶんやさ。この言葉には、いくつもの深いふかーい意味がある。糸を繋げることもムスビ、人を繋げることもムスビ、時間が流れることもムスビ、ぜんぶ同じ言葉を使う。それは神様の呼び名であり、神様の力や。ワシらの作る組紐も、神様の技、時間の流れそのものを顕しとる。
よりあつまって形を作り、捻れて絡まって、時には戻って、途切れ、またつながり。それが組紐。それが時間。それがムスビ。
台詞のでとおりで組紐がきっかけとなってふたりを引き合わせてくれています。
つまりは組紐が産霊の役割をしてくれていたんですね。
三葉と瀧がお互いを忘れてしまった理由
大きな理由としては瀧が三葉を救うために口噛み酒を飲んだからです。
そしてこの口噛み酒のある場所は宮水家のご神体がある場所で「常世-かくりよ-」、死後の世界とも呼ばれるあの世のこと。
現実世界に戻るには「一番大切なものを引き換えにしないといけない」ということを一葉も言っていました。
瀧がはいっている三葉がご神体を訪れたときは魂の半分である口噛み酒を置いてきましたが、瀧が三葉ともう一度会うために行ったときには口噛み酒を飲んだだけで「大切なもの」を引き換えにしていません。
それが大きな理由のひとつ。
そしてもうひとつが、タイムパラドックスです。
瀧が三葉に会おうとして行動するたびに三葉との記憶が薄くなっています。
はじめは3年のタイムラグがあることに気付いていませんでしたが、ラーメンを食べていたお店で入れ替わりの真実に近づいたその夜に瀧は「お前は誰だ」と言っていました。
これは知るはずのなかった過去に触れて、もういちど三葉に会うために行動を起こそうとしていたからです。
そして結果的に口噛み酒を飲んで過去にあったはずの出来事を変えている。
つまり糸守町に起きていたはずの町民の被害(主に三葉の死など)をなくして、過去を変えているんですね。
ということは瀧が生きていたはずの「現在」も必然的にズレが生じて変わってきます。矛盾が出てくるんですよ。
過去を変えようとすればするほど、未来は変わっていく。
だからお互いの存在を「忘れた」のではなくその出来事自体が「なかったこと」になっています。
簡単にいうと三葉を救うために過去をかえたから未来も変わりすべてなかったことになった、という感じですね。
お互いが時間のズレに気付かなかった理由
ここはあくまで見ていて感じたことですが、はじめはお互いに夢だと思っていたというのが大きいと思うんですよね。
また、一葉の「夢は目覚めればいつか消えてしまう」という台詞にリンクしてるのではないかと。
お互いがしたことをカレンダーにメモはしてるけど目が覚めてからは記憶がどんどん薄くなっていくから日付の感覚もなくなっているはず…。
実際に瀧のはいった三葉が休日に制服を着ていたのがその証拠です。
なぜ「君の名は。」は日本だけではなく海外でも人気になったのか
君の名は。がヒットした理由って映画内でもメインとして描かれていた神社にあると思うんですよね。
というもの神社=スピリチュアル的なイメージがあって、神社というのは海外から見ても日本独特の文化なんですね。
むやみやたらに触れていい場所ではない、みたいな。
たぶん神社に対して深い知識を持っているかたは少ないと思うのですが、軽い知識を追っているだけでもすごく不思議なものっていうのはわかるはずで。
その不思議な神社という存在が絡みながら「君の名は。」では摩訶不思議な入れ替わりが起こっています。
さらにその中でも瀧が三葉のことを忘れかけたり、三葉はもう死んでいるのにも関わらず黄昏時にふたりが邂逅したり。リアルでは考えられないようなことが起きていますよね。
それがたぶん日本でもそうだし、海外でも人気を集めた理由になっているのだと思います。
実際に神社参りが好きなわたしは君の名は。の虜になりました。笑
考察まとめ
とりあえずいま現在わたしが把握している分のみ考察してきました。
あくまでも考察なので間違っている部分や読んでいるみなさんが疑問に思うところもあると思います。し、私自身これからまた見続ければもっと考察できる部分とかわかる部分も出てくるはず。
なのでそのときは随時追加していく予定です!
ぜひみなさんの考察とか解釈も教えていただけるとうれしいです😆✨✨
WATCH NOW
コメントを残す