帝一の國を見た感想レビュー&ネタバレ考察!演技派若手俳優の大結集映画

【ネタバレ感想あり】帝一の國がめちゃくちゃ面白いのでぜひ見てほしい

こんにちは、なるみ(@naru28_)です😇💕

金ローで放送されていたのをきっかけにドはまりしてしまったのが、菅田将暉さんが主演を務める『帝一の國』!

基本的に洋画しか見ないわたしですが、想像していたより500倍以上は面白く何度もリピートしてしまった作品…!

ぜひとも皆さまに見ていただきたい。

『なぜわたしは映画館で見なかったんだ…?』とかなり後悔しました。

面白いシーンがあるのはもちろんですが、意味がわかるとゾクッとするシーンがあったり、がっつり考察できる要素が満載です。

深いところまで考えて映画を見るタイプの方には、かなりおすすめできる映画!

というわけで、今回こちらの記事では『帝一の國』を見たネタバレ感想とちょっとした考察をしていきたいと思います。

まだ本編を見ていない方はご注意を!

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帝一の國のあらすじ

全国屈指の頭脳を持つエリート学生たちが通う、超名門・海帝高校。政財界に強力なコネを持ち、海帝でトップ=生徒会長をつとめたものには、将来の内閣入りが確約されているという。時は4月、新学期。大きな野心を持つ男が首席入学を果たす。新1年生・赤場帝一(菅田将暉)。彼の夢は「総理大臣になって、自分の国を作る」こと。そのためには、海帝高校の生徒会長になることが絶対条件。「2年後の生徒会長選挙で優位に立つためには、1年生の時にどう動くかが鍵となる。戦いはもう始まっているのだ!」誰よりも早く、野望への第一歩を踏み出す帝一。しかし彼を、想像を絶する罠と試練が、友情と裏切りが待ち受ける!
引用:https://www.fujitv.co.jp/

帝一の國の感想

もう何度も何度も伝えたいんですが、とにかくおもしろい。

演技派のキャストさんばかりなので、まず飽きずに最後まで集中してみることができます。

また体当たりの演技!って感じで熱が見てるこちらにまで伝わってくる…!

大人が見て面白いのはもちろんですが、子どもが見ても楽しめるのでは?と思います。

わたし的にはむしろ、大人にこそ見てほしいですけれどもね。

ちなみにですが、私が帝一の國を見たときにツイートしてたことまとめておきますね。

ツイートの通り、まさかの展開があったりとかぞわっとするシーンがあったりとか、本当にめちゃくちゃ盛りだくさんです。

これは見た人にしか伝わらない…!

↓ここからネタバレがあるので、ご注意ください!

【ネタバレあり】帝一の國の結末・ラストシーン

帝一の國はただの学園映画というわけではなく、学園を牛耳る生徒会をめぐって落としあいをする物語…例えるなら大人の世界・政治の世界を描いている映画なのではないかと思います。

もちろん現実の政治の世界よりは、もっとコメディ要素が強く簡易に描かれてはいますが。

相手を蹴落としてのし上がる、悪巧み、選挙…などなど、とても考えさせられることが多い映画です。

ここからは帝一の國の考察をしていきたいと思います

帝一が生徒会長にこだわった理由

まず帝一が生徒会長にこだわった1番の理由は生徒会長になれば『自分が思う通りの国が作れるから』。

帝一は幼いころに母からピアノを教わりコンクールで受賞したりと才能もあったのですが、海帝高校時代にライバルに負けてしまった父親から半ば強制的にだいすきだったピアノを奪われてしまいます。

それがきっかけで帝一は大好きだったピアノを辞め、生徒会長を目指すようになります。

つまりここでいう『自分が思う通り』というのは帝一にとっては『ピアノを弾くこと』です。

だから頑なに生徒会長になるということにこだわり続けます。

彼はピアノを続けたかったからこそピアノをやめ、生徒会長を目指した。

生徒会長になり、総理大臣になって自分の国を作ることで「ピアノを続けられる環境」を手に入れたかった。

かなり健気。泣けますね。

ラストシーンについての考察

2年生になったときに生徒会長の選挙が行われるのですが、そこで闘うのは帝一と菊間、そして帝一のことを友人だという弾。

選挙は帝一と弾で大接戦の末、なんと帝一は最後の最後に弾へと投票するのです。

その理由は、以前自分が弾に助けてもらったこと、そして友達だから。

自分はピアノを弾くことができるならそれで良い、と。

自分の地位より友情をとった帝一の株はもちろんうなぎ登り、弾との友情もより一層強いものになります。

そうして繋がっていくのがラストシーン。

ラストシーンでは帝一がずっと我慢していたピアノをみんなの前で披露します。

曲は帝一の好きな曲『マリオネット』。日本語では『操り人形』という意味です。

なんだこの曲?となっているところに光明が『帝一の一番好きな曲、マリオネットだよ』という一言。

『あやつり人形、か…』とすぐに日本語の意味を理解する弾。

そして『あやつり人形ぉ?』と疑問に思う菊間。

…『君たちのことだよ』という帝一のひとことで映画は終了。

それまで流れていたピアノの音楽も、帝一のこの言葉とともになくなります。

これ言葉では伝わりにくいですが実際に見てみると、かなりぞわっとするんですよね。

なぜ『あやつり人形』なのかというと、実はこれが選挙のシーンとつながっています。

ラストで帝一が弾に票をいれたことにより、弾が当選し、帝一は敗れます。

しかしこれこそが策略。実はラストのあと数分というところで菊間が弾へ投票しようとしていたのです。

つまり帝一は菊間の策略により弾に負けそうになった。

その直前、光明のおかげで菊間の悪巧みに気付いた帝一は、自ら弾に投票します。

…負けたのと、勝たせてあげたのでは天と地ほどの差がありますよね。

つまり弾を勝たせることで『地位や権力より友情をえらんだ』と思わせ、自分は恥をかくわけでもなく人望を勝ち取りました。

すべては帝一の思惑通り。だからこその『マリオネット(あやつり人形)』だったのです。

これわたしもすっかり騙されました。

帝一はいろんなことを通して友情を選べる人になったんだね…と思った瞬間の恐怖。笑

ぜひこのぞわっと感を味わってほしいです…!

『帝一の國』感想まとめ

帝一の國はよくある邦画と違って、全体を通して現代社会をうまく描いている映画だなと思います。

マリオネットってまさに日本国民にぴったりな言葉だな、って思いますもん。笑

自分たちに都合の良い報道しかしないマスコミや、日本のことや国民のことを考えず自分の利益しか考えないような一部の政治家…

自分たちでなんとかしようとしない私たちってまさにマリオネット(あやつり人形)!

知っているのと知らないのでは天と地ほどの差がある。

自分たちの国のことを自分たちで考えていかないと…って思わされました。こんなコメディ要素たっぷりの映画に。笑

とくに帝一の國はストーリー性だけでなくキャストの方々がとても演技がうまいので、飽きない。

ぜひ一度、帝一の國を見てみてくださいね!

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