アナ雪2の感想ネタバレ&考察|今作で明らかになるエルサの魔法の秘密とアレンデールの過去

アナと雪の女王2感想&考察_今作で明らかになるエルサの魔法の秘密とアレンデールの過去

こんにちは、なるみ(@naru28_)です❄❄

ディズニー最新作『アナと雪の女王2』をさっそく見に行ってきました!

1ではとんでもない人気を誇り、今回は待望の2ということだったのですが…

期待通り!いや、むしろ期待以上でした。

全作の1でもテーマとなっていた「愛」にプラスしてエルサの魔法の秘密やアレンデールの過去など、今まで不透明だった部分が明らかになり、意味がわかれば鳥肌ものの素晴らしい作品です。

だいたい続編って期待落ちの作品が多いのですが、アナ雪2は本当にうまくまとめられています。

さすが天下のディズニーさま。

ということで、こちらの記事ではネタバレを含めた感想とアナ雪2に関する考察をしていきます。

ぜひアナ雪2を鑑賞後にお付き合いくださいませ✨

『アナと雪の女王2』のあらすじ

命がけの妹アナによって、閉ざした心を開き、“触れるものすべてを凍らせてしまう力”をコントロールできるようになったエルサは、雪と氷に覆われたアレンデール王国に温かな陽光を取り戻した。そして再び城門を閉じることはないと約束した。それから3年――。
深い絆で結ばれたアナとエルサの姉妹は、王国を治めながら、失われた少女時代を取り戻すかのように、気の置けない仲間たちと平穏で幸せな日々を送っていた。しかしある日、エルサだけが“不思議な歌声”を聴く。その歌声に導かれ、仲間のクリストフやオラフと共に旅に出たアナとエルサは、エルサの持つ“力”の秘密を解き明かすため、数々の試練に立ち向かう。果たしてなぜ力はエルサだけに与えられたのか。そして姉妹の知られざる過去の“謎”とは? 旅の終わりに、待ち受けるすべての答えとは――。
引用:公式サイト

『アナと雪の女王2』を見た感想と評価

一言で表すのなら…最高だった!これに尽きます。

今までメインとなってきた守られるだけのディズニープリンセスではなく、自ら未来を切り開いていくプリンセスたちのたくましい姿が描かれていた作品です。

だいたいの映画の続編は「失敗」と言われる中、アナ雪2に関しては大成功といっても過言ではないと思います。

一作目からのテーマになっている「愛」、そしてエルサの魔法の秘密、アレンデールの過去など…

今まで描かれていなかった部分がうまくつながっていて、話の点と点がつながったとき鳥肌が立ちました。

王国が危険にさらされるなか、守ろうとするエルサと、そんなエルサを守ろうとするアナ。

それぞれの愛の強さが描かれていたな、と。

もうとにかくネタバレなしだと「素晴らしかった!とにかく見て!」ってことしか言えないんですよね。笑

本当に見て後悔はないです。

そしてオラフがとにかく最高です。途中、大爆笑しすぎて腹筋がおかしくなるかと思いました。

子どもはあの迫力とストーリー性、そしてキャラクターに魅了されるだろうし

大人はストーリー性と、物語のテーマに魅了されます、確実に。

これはDVDが発売されれば必ず買いたいと思うほど素晴らしかったです。

『アナと雪の女王2』のネタバレ感想

ここから先はネタバレを含んだ感想をしていくので、まだ見ていない方はご注意くださいね。

なにひとつ変わらないオラフのキャラクター性と声

まず私がいちばん気になっていたのが、今作で変わってしまったオラフの声。

MEMO
ピエール瀧さんから、武内駿輔さんというイケメンの方に変わっています。声優界では有名な方のようです。

個人的にアニメって声がめちゃくちゃ重要だと思っているので、声が変わることでキャラクターも違うように感じてしまうんじゃないかな…と思っていたのですが、心配無用でした。

もうそっっくり!!!

変わったなんてぜんぜん気付かないし、むしろイケボになっていました。

めちゃくちゃイケメンなオラフ。声優さんってこんなすごいのか…と実感させられましたね。

とくに歌の部分に迫力があって、低い声からオラフらしい可愛い声まで自由自在!

実際に、姪っ子たちも違和感なく見ていたので、さすがプロの声優さんは違いますね。

今作で明らかになったエルサとアナの両親の秘密

「明らかになるエルサの魔法の秘密…!」というCMだったので、てっきりそれだけなのかと思っていたら、まさかの両親から祖父母にまでさかのぼる話だったとは…って感じでした。

ネタバレをしてしまうと、エルサ・アナの父であるアグナル国王はアレンデールの出身で、母であるイドゥナ王妃はノーサルドラ出身。

そしてエルサとアナはアレンデールとノーサルドラのハーフ。

ノーサルドラは自然の力を操って生きている森に住む先住民族です。

アレンデールとノーサルドラの闘いに巻き込まれてしまったアグナル国王が、イドゥナに助けられアレンデールに帰り、イドゥナは出身を隠したまま結婚し生まれたのがエルサとアナだった、というのが真実でした。

これはアナ雪2を作るために付け加えられた設定なのではないか?と個人的に感じています。

というのも…いろいろとネタバレや裏設定の話になるのですが、

第一作目のエルサが女王に就任する式典に『ラプンツェル』のラプンツェルとユージーンが訪れているんですね。

この訪れている理由が、『エルサとアナの両親は十数年ぶりに見つかった従姉妹のお姫様・ラプンツェルのお祝い』に行くため国を出発し、船が転覆したという隠れ設定があったからです。

そう。ラプンツェルとエルサ・アナは従姉妹だという設定があると言われていたんです。

そして、船は転覆したものの実は亡くなっておらず、そのまま違う島へ流れ着き、そこで生まれたのがターザン。

つまりターザンはエルサ・アナの弟だという設定があったんです。

なるみ

これ、ディズニーが公式に発表している設定かどうかは定かではないんですけどね…

だからそうなると第二作目とは話が合わなくなってくるので、アナ雪2を作るにあたって付け加えた設定なのか、それとも今まで言われていた裏話がウソなのか…。

事実はディズニーにしかわかりません。笑

ただ今作で描かれていたことが真実のはずなので、エルサとアナは紛れもないアレンデールとノーサルドラのハーフですね。

2つの国の女王になったアナとエルサ

紆余曲折いろいろありながら、エルサに魔法の力が与えられた理由、そしてなぜアレンデールとノーサルドラは闘うことになったのかなどが明らかになります。

なるみ

後ほどの考察でじっくりと!

そして結果的にノーサルドラ人しか扱えない自然の力を操ることができるエルサはノーサルドラの女王に、アナはアレンデールで女王となり2つの国の女王として国を守ることになります。

お互い住む場所はちがうけど、すぐに会えるし守ろうとするものは同じ…というハッピーエンドです。

自分の国を壊すことになろうとも過去の事実を受け止めて、そして国の人々を守ろうとするエルサとアナには考えさせられるものがありました。

『アナと雪の女王2』の考察

ここからはアナ雪2の考察をしていきます。がっつりネタバレを含むので、まだ見ていない方は注意してくださいね。

第5の精霊の正体

ノーサルドラのは4つの精霊がいると言われています。

  • 火の精霊・ブルーニ
  • 水の精霊・ノック
  • 地の精霊・アースジャイアント
  • 風の精霊・ゲイル

それぞれ映画内でもばっちりと登場しており、ブルーニは小さいトカゲ、ノックは海から出てくる馬、アースジャイアントは大きな岩、そしてゲイルはオラフが名付けた風です。

さらにノーサルドラではこの4つのほかに第5の精霊がいると言い伝えられていました。

その正体はまだ誰も見たことがない…と言われていたのですが、映画を見た方ならもうわかりますよね。そう、エルサです。

4つの精霊たちを従えるようになったエルサが第5の精霊だったのです。

そしておそらくエルサにだけ聞こえていた『声』の正体も第5の精霊。そしてエルサの前の第5の精霊はエルサ・アナの母親であるイドゥナ王妃。

エルサが声を頼りにたどり着いた場所で「お母さま…」と発言していたところからの推測ですが、おおよそ当たっているのではないかと思います。

簡単にいえばエルサは母であるイドゥナ王妃の力を引き継いだわけですね。

エルサに力が与えられた理由

なぜエルサにだけ魔法の力が与えられたのか。それはおそらくアレンデールが隠してきた過去の真実を明らかにさせるためです。

アレンデールとノーサルドラの国同士の間では大きなダムがあります。そしてアレンデールではそのダムをノーサルドラ人に友人の証としてプレゼントしたのにも関わらず、いきなり攻撃された…という話が伝わっていました。

しかし真実は、自然の力をあやつるノーサルドラ人を恐れたエルサ・アナの祖父でアグナル国王の父である当時の国王が、ダムを囮にしてノーサルドラ人を呼び寄せノーサルドラの長を殺してしまったのです。

そうして始まってしまった闘い。

つまりアレンデールの当時の国王のせいで起きた争いだったのにも関わらず、その事実を隠し、国を発展させてきたんですね。

それを4つの精霊たちは許さずエルサに力をあたえ本当のことを伝えたうえで、アレンデールをあるべき姿に戻そうとしていました。

MEMO
ここでいうあるべき姿とはダムがつくられなかった場合のアレンデール。つまり何もない場所。=いまお城のあるアレンデールは水によって国ごと流されてしまうということです

そしてここでポイントになるのがオラフが放った『水には記憶がある』という一言です。

『水には記憶がある』というオラフの発言

声の主を探すため旅に出た3人と一匹とオラフ。道中、しょうもない()雑学をたくさん披露してくれるオラフなのですが、そのなかで『水には記憶があるんだ』という言葉がありました。

これが、実はこの映画のなかで大きなポイントとなっているんです。

エルサにしか聞こえない声を主を、そしてエルサに力が与えられた理由を探しに行くために旅に出た3人でしたが、事実を知る者はアレンデールにはいません。

過去の、その時代に生きていた人たちに話を聞くしかないのです。

そこで重要な役割を果たすのが、エルサの氷の魔法の重要なポイントともなる水。

記憶を持っている水で過去を再現した氷の彫刻をつくり、そこから真実を見つけていきます。

これにより4つの精霊の不思議な力によって眠らされていた、当時のアレンデールとノーサルドラの人々が生き返り、過去の話を聞くことに成功します。

そして自分が力尽きようとも最後の力を振り絞り、記憶をもつ水をつかってできた氷の彫刻でアナに真実を伝えることができ、その結果ノーサルドラとアレンデール、そしてエルサ自身もを救うことに成功しました。

また、エルサが力尽きてしまったことで途中消えてしまったオラフでしたが『水には記憶がある』ということから、オラフを元通りにすることもできました。

氷のもととなるのは水。水はカタチにはできないからそうするために必要なのは凍らせること。

そうなるとエルサはやはりノーサルドラの血(イドゥナ王妃)を濃く引き継いでいて、アレンデールとノーサルドラを元の姿に戻そうと、そして真実を明らかにするために力が与えられたのかもしれません。

クリストフはノーサルドラ人?トナカイの言葉を理解できる理由

エルサのおかげでアレンデールとノーサルドラの人たちの魔法がとかれて元の人間に戻ったときに、スベンそっくりのトナカイと、クリストフと同じようにトナカイの言葉を理解できる男の子が現れます。

それまでクリストフはアレンデールで自分と同じような人に出会ったことがなかったため、とても驚いていました。

ノーサルドラの人たちはもともと自然と共存し操りながら生きてきた種族なので、動物の言葉を理解できることになんの違和感もありません。

またクリストフは理由は明かされていませんが、両親がおらずトロールのもとで幼少期を過ごしていました。(アナ雪1より)

そう考えると、もともとはクリストフもノーサルドラの出身でなんらかの形でアレンデールで育った…と考えるのが妥当ではないかと思います。

アナ雪が見ている人に伝えたかったこととは

これはあくまで私が勝手に考えていることで、根拠もなにもないのですが。笑

映画や漫画、そしてドラマ…だれかによって創られてきたものってつくった人が伝えたいメッセージが隠されていると思うんですね。

『アナと雪の女王2』ももちろんそうだと思っていて。

それが主にこの3つなのではないかと考えています。

  1. 自分が知っていることだけが真実ではない
  2. それぞれの正義がある
  3. 兄弟愛、愛の力は偉大

自分が知っていることだけが真実ではない

まず1つ目に『自分が知っていることだけが真実ではない』ということです。そういえる理由はとしてアレンデールでは「ノーサルドラ人のせいで友好関係が結べなかった」と言い伝えられていましたが、実際にはアレンデールの裏切りが原因で協定が決裂していたのです。

エルサやアナを含めたアレンデールに住んでいる人々は自分の目で確かめたわけではありませんでしたが、それを事実として信じています。

もちろん私も含め人間誰でも過去の真実は、その時代のひとが生きていない限り知る方法もないのですが、それが本当に真実かどうかわからないのに信じ続けるというのはすこし怖いなと感じました。

現代でいうとテレビとかネットニュースですよね。見たままを真実としてうけとめて、根拠もないのにそれを広めたり、誹謗中傷してみたり…。

実はそれって怖いことなんだなぁと『アナ雪2』を見て改めて考えさせられました。だってそのせいで、アレンデールとノーサルドラは戦争になりかけてましたからね。

それぞれの正義がある

2つ目に『人にはそれぞれの正義がある』ということです。

何度も話にだすようでしつこいですが、1つ目にいえるのがアレンデールとノーサルドラ。

それぞれの国が自分たちの国と王を信じ、それぞれの正義のために戦う。

例えばエルサとアナのおじいさんで以前の国王は、ノーサルドラ人を制圧することでアレンデールを守ることになると、己の正義を信じていました。

しかし一方でノーサルドラの人たちも、長を殺し友情を裏切ったアレンデールを許さない、と自分たちの正義のために刃を向けていました。

またこれはエルサとアナにもいえることだと思っていて、エルサの正義は『アナを危険から守ること』、そしてアナの正義は『すべてを一人で背負おうとするエルサを守り、そして二人で力を合わすこと』。

カタチは違うけど、それぞれがお互いを想った正義ですよね。

映画・名探偵コナン『ゼロの執行人』でも描かれていましたが、それぞれに正義があり、その正義のためにみんな戦っているんだと考えさせられました。

兄弟愛、愛の力は偉大

やはりアナと雪の女王シリーズといえば、兄弟愛!『アナと雪の女王』の最後でも、凍り付いてしまった国をもとに戻したのはエルサを想うアナの愛。

そして今回の『アナと雪の女王2』でも、エルサとアナそれぞれがお互いを想いあう描写が多くありました。

兄弟がいる方はとくに感情移入してみてしまう映画なのではないでしょうか。

これは兄弟に限らずですが、だれかを思いやる気持ちって自分自身をめちゃくちゃ強くしてくれるんですよね。

簡単なことばでいうと『愛』になるんですけど、それが分かりやすく、そしてストレートに描かれていて、また1からの変化も描かれていて、とても素晴らしかったです。

愛の力って偉大ですよね。

オラフも『愛の力は偉大だね!』って言ってましたもん。その通り。

ちなみにゼロの執行人でも降谷さんが言ってました。愛の力は偉大だな、って。

『アナと雪の女王2』まとめ

いろいろ感想とか考察とかしてきましたが…トータルしてめちゃくちゃ良い映画でした!

本当に1からうまく話がつながっていて、まとめられています。

子どもウケも大人ウケも抜群です。もう一度みたいと思うくらい。おかわりしても楽しめちゃいます。

アナと雪の女王は今までのディズニープリンセス映画とは違い、プリンセス自らが自分から道を切り開いていくという、それこそ今の時代にあった映画です。

従来のディズニープリンセスは王子様が助けてくれるのを待つことが多いストーリーが多かったですからね。

だからそういった意味でも楽しめますし…とにかくいいから見てください。

もちろん1から続けてみるほうが楽しめますが、これは2だけでも楽しめるのでは…?と思いました。

ちなみに、めちゃくちゃ泣くので見に行くときは注意してくださいね(*’ω’*)💓💓

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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